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 20年ほど前の昔話。
学生のとき、夏休みに農家で泊り込みのバイトをやった。
苗を植えたり、農薬まいたり、収穫したりと、ヤワな学生にはきつかったけど、そこで知り合ったバイト仲間と酒を飲んだり、休みの日には山登りに行ったりと楽しい1ヶ月であった。

 最初の頃、ボスの指示どおりに農薬を撒いていたら、そっちは撒くなと、注意された。
「え?」と思っていたら、先輩バイト君が「そこは自分ちで食べる分なんだよ」と教えてくれた。
広大な農地の中で一列だけ、自分の家で食べるための野菜が作られていたのだ。

「自分のところで食べる分だから手を抜いてもいいってことか」と思ったら、先輩バイト君が「前ね、農薬だらけの野菜なんか食えるかって言ってたよ」と耳打ちした。
「え~っ、それを出荷してんでしょうに」

 以後、ボスは食事の時なんかに、「お前らも都会に戻ったらキレイすぎる野菜なんか買うなよ」と、よく言っていた。おいしい野菜の見分け方も教えてくれた。基本的に親切な人なのだ。でも、その親切は自分の周囲にしか及ばない。

 彼に言わせれば、虫食いのある野菜を敬遠する消費者がバカであり、バカが望む野菜を作ってるに過ぎないというわけだ。売れないもの作っても仕方ない。
その理屈はわかるんだけど、なんか釈然としない気持ちは残った。
言葉のハシバシから、遠くの見たこともない誰かのことは知ったこっちゃない、て感じが伝わってきた。

  バイトも終わり、少しの間は気にしていたが、スーパーには見た目の良い商品しか並んでいないし、外食なんかしたら、つい食べちゃう。そのうち、「体に悪いのは他にもいっぱい口にしてるんだし」と気にするのをやめてしまった。

 何でこんな昔話を思い出したかといえば、農薬漬け野菜よりはるかに怖い狂牛病肉がやって来たからだ。近日、オレンジ色の看板の前に牛丼再開を待ちかねていた人が行列を作った、なんてニュースが流れるだろう。
日本のプレスリーは「食べるも食べないも消費者の自由」なんて無責任なことを言ってたけど、一般人に選別なんかできるわけがない。
また、食べないように一々確認していても、それを続けられる人は一握りだろう。
1年,2年と過ぎれば、「もういいか」となる。

 親切なアメリカの食肉業者は友達には言ってるかもしれない。
「都会の下層民やアジアのサルが安い肉欲しがるから手間やコストかけられないんだよ」
「おまえら、アメリカ産の肉は食うなよ」って。

自分達が食べる分だけは隔離して、餌を変えたり、全頭検査やったり、してんじゃないのと、つい邪推したくなる。
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